ステップ22 点字を書く② 分かち書き

(G-10) さあて! ここでは分かち書きをおぼえていこう。

(マナブくん) 点字の読み方の中でおぼえたよね。

(G-10) そうそう、文章を読みやすくするための大切なルールだね。

(マナブくん) 分かち書きされていないと全部つながって読みにくいもんね。

(G-10) そうそう! だからここでは、その分かち書きをおぼえていこうってわけさ!

(マナブくん) なるほどねー!

(G-10) 点字は全部「かな」なので、意味のまとまりごとに一マスあけるんだね。

(マナブくん) 意味のまとまりって?

(G-10) じゃあ、例を見てみよう!

(マナブくん) わたしは花が好きです

(G-10) これをかなに変えてと・・・。そして意味のまとまりごとに分けると、「わたしは/はなが/すきです」。

(マナブくん) ふんふん!

(G-10) 同じように次の文章「赤い花が咲きました」も・・・。意味のまとまりごとに分けると、「あかい/はなが/さきました」。

(マナブくん) ふんふん!

(G-10) さらにこの文章「わたしは水をあげました」も。これをかなに変えてと・・・。そして意味のまとまりごとに分けると、「わたしは/みずを/あげました」。

(マナブくん) なるほどー! これが分かち書きの分け方なんだね!

(G-10) ここでもうひとつおぼえておいてほしいのは、点字の1行はふつう32マスなんだ。意味のまとまった言葉が、その行に入り切らないときは、その言葉を途中で切らずに丸ごと次の行に移して書くんだ。

(マナブくん) たくさん書いておぼえていくのが一番ってことだね!

(G-10) そのとーり!

【まとめ】
・点字は、意味のまとまりごとに「分かち書き」をします。
・ひとまとまりのことばが、その行に入りきらないときは、そのことば全部を次の行にうつします。

【考えよう!!】
白い杖を持っている人のガイドをするときは、「基本のしせい」を参考にしてください。手を急にひっぱったり、うしろから押したりするのはやめてくださいね。
また、ガイドをするときには、だまって歩かないで、周囲のようすを説明したり、段差や道路のくぼみがあるときには、声にだして説明しながら歩きましょう。